なつぞら13話のあらすじ
第3週−1 「なつよ、これが青春だ」
あらすじ
昭和30年の初夏。なつ(広瀬すず)が十勝の柴田家に来てから、9年が経過していた。なつは地元の農業高校に通いながら、酪農の仕事を手伝っていた。ある朝、柴田家の牛が産気づき、泰樹(草刈正雄)たちは出産の準備をするが、いざ破水が始まると逆子であることが判明する。必死に子牛を引っ張り出す泰樹や富士子(松嶋菜々子)だったが、生まれた子牛は息をしていなかった。落胆する一同を前に、なつは思わぬ行動をとる…。
あらすじ(以下ネタバレ注意)
昭和30ねんの初夏の朝。
柴田家に来て9年が経ち、農業高校の3年生になったなつ(広瀬すず)は母(松嶋菜々子)たちと乳搾りをしていた。
手際よく搾乳し、バケツいっぱいの牛乳を片手で軽々と持つなつは「じいちゃん大丈夫かなぁ」と姿の見えない泰樹(草苅正雄)のことが気になり、そわそわしている。
我慢ができなくなって走り出すなつ。
「ご飯、食べられなくなるよ」と言う母に「ご飯なら自転車に乗っても食べられる」と笑顔で答え、すぐに走り出した。
向かったのは、泰樹達のいる牛舎だった。
そこでは牛のお産が。
兄の照男(清原翔)に「学校に遅れるぞ」と言われたなつはそんなことはどうだっていいというように心配そうに牛を撫でた。
お腹の落ち方がいつもと違うような気がしたというなつ。
不安は現実となり、逆子での出産となった。
獣医が到着するまで待っていては仔牛の命が危ない。
なつは何とかして仔牛助けたいと言い出す。
3人がかりで仔牛を引っ張り出し何とかやっと出産できたものの、仔牛は息をしていなかった。
泰樹は無理だと言ったが、なつは諦めなかった。
無我夢中で授業で習った人工呼吸を始めた。
仔牛の鼻に入った羊水を口で吸うことさえもいとわなかった。
そのおかげで一つの命を救うことができた。
このことを戦争でなくなった両親に感謝し、馬に乗って学校へ向かった。
本当の兄と妹の行方はまだ知れないようだ。
授業中に登校したが反省していないと言うなつが聞いてほしそうにしていると、倉田先生(柄本佑)は「いいから、喋れ」と促す。
逆子で生まれた仮死状態の仔牛に人工呼吸した話に教室中はざわめいた。
居村(富田望生)に仔牛役になってもらい、みんなの前で人工呼吸の方法を実演した。
その日の放課後、夕方の搾乳はいいと言われたなつは天陽(吉沢亮)の元へ向かった。
なつぞら13話の感想
9年後のなつ
9年間で心身共に成長したなつ。
ここで生きると覚悟を決め、毎日を過ごしてきたことが目に浮かびます。
十勝へ連れてきた剛男のことを「おじさん」ではなく「父さん」と呼び、剛男と富士子はなつを「なっちゃん」から「なつ」と呼ぶようになっていたことも印象的でした。
あれほど気を使っていた十勝での暮らしも徐々に変わってきたのだとひと安心しました。
本当の家族のように育てられたなつは、柴田家の家族も十勝という場所もそして酪農という仕事も大切にしています。
仔牛を助け、そのことを戦争で亡くなった両親に感謝している姿はしんみりしておらず、むしろ表情は晴れ晴れとしていました。
何とか自分の中で整理をし、過ごしてきたんだろうなと思います。
まだ、実の兄と妹が見付かっていないことが気がかりです。
酪農についての知識をすぐ行動に移せるなつを見て、本当に学びたいことを学んでいるんだなと感じました。
これから柴田家で、学校で、ここ十勝で…なつは何を学んでいくのでしょうか。
天陽くんとの関係も楽しみですね。
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