なつぞら17話のあらすじ
第3週−5「なつよ、これが青春だ」
あらすじ
演劇部顧問・倉田先生(柄本佑)から「演劇をやれ」と言われたなつ(広瀬すず)。すぐに断るなつだったが、演劇をやることが泰樹(草刈正雄)のためになるという倉田先生の言葉に、心が揺らぎ始める。その翌日、なつと倉田先生は、農協にいる剛男(藤木直人)を訪ね、酪農の現状について質問する。剛男は、酪農家が抱える問題をなつに説明するとともに、農協が目指す目標をなつに伝えた。そしてなつは、ひとつの答えを導き出す…。
あらすじ(以下ネタバレ注意)
演劇部の倉田先生(柄本佑)におじいさんのためにも演劇をやれと言われたなつ。
翌日の放課後倉田先生と一緒に農協へ。
剛男のいる酪農畜産課に行き、農協の問題を知りに来たと伝えた。
この問題は増加した乳業メーカーが、量の安定する大きな酪農家を確保するために起こったものだった。
どの乳業メーカーも牛乳の量が欲しいため、大きな牧場ほど大事にして量を確保したいと思う。
そうなると、大きな牧場ほど待遇を良くしようとし、小さな牧場は大切にしなくなる。
牛乳は脂肪分の割合の検査によって価格が決まり、その検査は乳業メーカーが行っている。
泰樹の作り上げた十勝一の柴田牧場の価格を高く設定し、量を確保するメーカーが現れる可能性がある。
そうして、小さな酪農家が泣くことになる。
組合長は「大きな牧場も小さな牧場も大事にしたい、十勝を全国一の酪農王国にしたい」と伝えた。
このことについて、なつは農協な考え方は正しいと感じた。
その頃、家では乳業メーカーの村松(近江谷太朗)が富士子へ感謝の印だとお金の入った封筒を渡そうとしていた。
この光景を見て剛男は受け取れない、こんな付き合い方は古いと断った。
そこへ泰樹が来て、これは牧場への評価だと言った。
「この金で富士子が少しでも助かるなら喜んで受け取る、綺麗ごとだけで家族を守れるか」と怒鳴っった。
この様子を見て、私の好きにしていいわねという富士子はその封筒を返した。
柴田牧場で働く戸村(小林隆)は、おやっさんの言うこともわかるけど、助かる農家は多いと言う。
また、この牧場はおやっさんそのもので、そう簡単に道を曲げられないとも考えていた。
その日の夜、なつが知る限り初めて泰樹は食欲がないと言って寝てしまった。
傷つける前に本人と話し合えばよかったと剛男は反省し、こんなことでへこたれるはずはないと富士子は夫を気遣った。
そのころ寝ているはずの泰樹は居間にお茶を飲みにも行けず、自分の部屋でまんじゅうを食べていた…
なつぞら16話の感想
泰樹と農協の板挟みに悩むなつ
農協の言っていることは正しい。けど、泰樹の今までの歩みも大切にしたい。
「理屈の通らんことはこれまでいくつもあった。開拓の頃を思えば綺麗ごとだけで家族が守れるか」という言葉を聞いたら何も言えませんよね。
十勝を日本一の酪農王国にするべく、大きな農場も小さな農場も大切にしたい農協の言い分はもちろん分かります。
でも、泰樹には開拓してきたこれまでの人生があります。
この問題はこれからどのように解決へ向かうのでしょうか。
演劇が一石を投じるのか、たはまた別の方面から働きがあるのか…見どころですね。
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