なつぞら15話のあらすじ
第3週−3 「なつよ、これが青春だ」
あらすじ
泰樹(草刈正雄)と剛男(藤木直人)の間には、農協が貸した天陽家の牛のことで、ただならぬ空気が流れていた。農協に勤める剛男(藤木直人)は、なつ(広瀬すず)を味方につけようとするが、剛男の真意をつかめないなつは、微妙な反応をしてしまう。すると、泰樹が突然口火をきった「剛男が農協で進めている、牛を貸し、酪農家を牛耳るやり方には賛同しない」。そのひと言で、泰樹と剛男は真っ向から対立してしまう…。
あらすじ(以下ネタバレ注意)
天陽の家で農協から借りたという仔牛を見た日の夕飯。
剛男(藤木直人)はなつに仔牛の話を聞く。
いい牛だったか、天陽君は喜んでたか、喜んでなかったのかと矢継早に聞く剛男を母(松嶋菜々子)と兄()はなだめる。
何が話したいのかわからない、言いたいことがあれば本人に言えばいいと言われた剛男は意を決して泰樹に話し始めた。
話を聞きたくないと言った泰樹だがなつの言葉を聞いて「しゃべれ」と言った。
農協が農家へ貸し出す牛についての話だった。
冷害の多い土地では農家は牛を飼いたくても資金が調達できず、困っている。
だからこそ牛を貸し出して安心して暮らせる土地にしたい、信じてほしいという剛男。
しかし、農協が牛飼いを牛耳ることは許さない、牛飼いのことは何も分かっていないと泰樹。
農協はみんなの暮らしのために電気を通したと主張する剛男に、
「世の中無駄に明るくなりすぎると大事なことが見えんようになる」と応戦して部屋を出た。
牛の見回りに行ったなつは泰樹の思いが分からず兄に聞くが、気にするなと何も言わない。
家にもどると父と母がこのことについて話していた。
なつを呼んだ剛男が話し始めた。
酪農家は直接乳業メーカーに卸していた牛乳を農協がまとめて卸す案が出ているという。
このことについて泰樹は反対しているということだった。
「自分の力でやってきてそれを支えに生きてきた人。自分の牛乳は自分で売りたいだけなのよ」と母はなつに言う。
剛男は力のない小さな農家が泣く、天陽くんも幸せになるとなつに農協に賛成だと言って泰樹を説得してくれないかと頼んだ。
なつはその日眠れない夜を過ごした。
翌日の朝、昨日のことは気にしないでという母を押し切り、泰樹の考えを聞いたなつ。
農協が勝手にすればいい、自分には関係のないことだの一点張りだった。
「他の牛乳と一緒にされてたまるか、親父に言っても無駄と伝えておけ」と言われてさらに問題はこじれるばかり。
どうしたらいいのか教えてー山、道、風と聞くハイジの様ななつだった。
なつぞら15話の感想
人生を揺るがす波乱の幕開け
泰樹と農協との対立がなつの人生とどう関係するのか、と不安で始まった15話でした。
どうして泰樹が農協のことをよく思っていないのか明らかになりました。
自分の人生をかけて、山を開き、耕し、牛を育てて作ってきた牛乳を他の牛乳と一緒にされたくないという泰樹。
それはそうですよね。
他の牛乳と同じものとして売られてしまっては、これまでの苦労も喜びも全てなくなってしまうような気がします。
しかし、泰樹の牛乳だけ高く売ってしまっては小さな農家がやっていけないから助け合っていこうという剛男の言い分も分かる。
祖父と父、そして農協の牛を借りている天陽との間で揺れ動くなつはどう考え、行動するのでしょうか。
両者が納得するまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
どうする、なつ!
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